はちみつあれこれ

はちみつに関するちょっとした知識をお伝えします。ぜひ、ご参考にしてください


はちみつが白く固まってしまったら・・・!? 


石塚養蜂園では、消費者の皆様に自然のはちみつをお届けするため、みつばちが作り上げたものを、そのまま瓶詰めしています。そのために、花の種類によって、白く結晶してしまうことがあります。これはハチミツの花粉を中心にブドウ糖が集まって固まったもので、ハチミツ本来の性質です。

結晶の溶かし方

ハチミツは結晶したままでも、問題なくお使いいただけますが、湯煎をすれば結晶を溶かすこともできます。

1・鍋に水を入れ、結晶したはちみつをビンのまま入れます。(ビンのフタは取ります)水面がはちみつの量より少し下になるようにして下さい。

2・鍋を火にかけ、50~60度ぐらいのお湯で湯煎にかけ、結晶を溶かします。熱を加えすぎると風味が損なわれますので、熱くなりすぎないように注意してください。

3・結晶が溶けたらお湯からだして自然に冷まします。

 


ミツバチが集めた蜜はどうして花ごとの味ができるのか?(単花蜜)


ミツバチ達はどうやって1種類の花からだけミツを集めてるのでしょう?ミツバチは最も近くに群生していて甘い蜜をもつ1種類の花を選び出し、効率的に蜜を集める習性があります。蜜を集める役目の働きバチは甘い蜜を持つ花を見つけると巣に戻り、仲間に「ミツバチのダンス」で蜜源までの距離や方向を知らせます。それを合図に他の働きバチも蜜集めについていくためです。また「ミツバチのダンス」は蜜源までの距離や方向によって踊り方を微妙に変えて、かなり詳しい情報を伝えていると言われてます。働きバチの驚くべき、見事なチームワークですね。

 


はちみつの体にいいこと


はちみつは働きバチが蜜胃の中で「ブドウ糖」と「果糖」に分解して出来上がったものです。はちみつの成分の約80%を占める糖分はブドウ糖と果糖からできているため、私たちの体内でブドウ糖と果糖に分解される砂糖と比較すると、はちみつの糖分は砂糖より一段階、分解が進んだ状態といえます。つまり、それだけ体に吸収されるのが早く、しかも消化過程でビタミンやミネラルを減らす心配もありません。また、砂糖と同等の甘さがあるのにカロリーは少ないという特徴もあります。日々の生活の中で疲れたカラダに大自然のパワーを取り入れてみませんか?

 


ミツバチ八つの働きについて


1 はちみつ

・ミツバチの生産物の中で一番ポピュラーなもの

・口内炎や胸焼けにも良いと言われている

・やけどにも効く

・保湿成分もある

2 ローヤルゼリー

・はちみつとは全くことなり、白いヨーグルト状の物

・花粉を材料に蜂が体内で作る

・女王蜂の幼虫時のエサ

・少量しか採れない

・女性ホルモンの働きを整える役割があると言われています

3 プロポリス

・巣内につくる膠(にかわ)状のもの

・優れた抗菌効果をもつ

・巣箱内に雑菌が繁殖しないように蜂が付ける

・アルコールで成分抽出したものが一般的

・切り傷や水虫、癌に効くともいわれています

・風邪・感染性胃腸炎の予防ににも

4 みつろう

・ミツバチの巣そのもの

・お腹のろう分泌腺からだす

・ろうそく、ワックス、クリーム、クレヨンなどに使われています

5 花粉

・蜂が足につけて巣に運びます

・幼虫のエサになります

・サプリメントとしてヨーロッパでは好まれている

・疲労回復、滋養強壮、造血効果があり貧血などによいといわれています

・ヒスタミンの過剰分泌を抑制する働きがあるらしい

6 蜂の子

・乾煎り、つくだ煮にして食用となります

・メニエール病に効果かあるといわれている

7 花粉交配

・いちご、メロン、スイカ、ナス

・りんご、なし、さくらんぼ、など

8 蜂針療法

・鍼灸と同じようにツボに蜂針をさす

・ぎっくり腰など

・特にリュウマチに効果があるといわれています


はちみつに含まれる栄養素


天然のはちみつにはビタミンB1、B2、葉酸などのビタミン類、カルシウム、鉄を始め、27種類のミネラル、22種類のアミノ酸、80種類の酵素、ポリフェノールや若返り効果があると言われているパロチンなど、肌にも体にも良いものが約190種類もバランス良く成分が含まれた栄養豊かな食品です。はちみつに含まれているビタミンは非常に良質なものであるということがわかっています。はちみつを食べることによって下痢や便秘が解消したり、風邪の予防になることが知られています。

  


一匙のハチミツで、心地よい睡眠を・・・


なにかとストレスを抱え込んでしまう社現代社会、多くの人が睡眠不足で悩んでいるとも言われています。睡眠不足を解消するには睡眠時間を多くとることも効果的ですが、なかなかそうはいきません。そのため良質の睡眠をとることが重要となってきます。はちみつの消費量が多いヨーロッパでは、「眠れない時は、はちみつをスプーン1杯食べるのがいい」と昔から言われていたようです。それはなぜでしょう?ハチミツには「トリプトファン」が豊富に含まれており、摂取すると睡眠や温度調整のカギをに握る成長ホルモン「セロトニン」に変化します。この「セロトニン」の効果によって、ぐっすりと眠ることが出来るのです。

石塚養蜂園「耕野のはちみつ」は、蜂の巣の中で完全に濃縮した状態になったものを採蜜し、あまり熱を加えず瓶詰めするため、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれ、酵素が活きてる、自然の恵みがギュっと詰まったはちみつです。

 


心地よい眠りをいざなう はちみつレシピ 「はちみつ入りのホットミルク」


「セロトニン」の分泌を増やせば、ストレスを抑えぐっすり眠れるようになります。ここでポイントとなるのがセロトニンの原料となる「トリプトファン」という必須アミノ酸です。
はちみつに多く含まれている「トリプトファン」ですが、実は牛乳の中にも、この「トリプトファン」が含まれています。そしてはちみつに含まれる「ブドウ糖」には、「トリプトファン」が身体に吸収されるのを助ける効果があるのです。ストレスを感じて参っている時など、このハチミツ入り牛乳は効果的です。イライラ気分を鎮めるのを助けてくれます。ハチミツは二日酔いの予防と解消にも効果的なんです。はちみつに含まれる果糖が肝臓内のアルコール分解を助け、血中のアルコール濃度を下げる働きを持っているそうです。さらに、はちみつに含まれるコリンやパントテン酸には肝臓を強化する作用があるので、二日酔いの防止や解消にとても効果があると言われています。